猫について

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病院に行く前に
健康管理スケジュール
ダイエットも大事
不妊手術のすすめ
去勢のすすめ
猫って歯を磨かないとどうなるの?
ケンカ傷にご用心
猫エイズワクチンについて
尿検査のススメ


病院に行く前に

子猫ちゃんの通院トレーニング

きちんと閉められるキャリーに入れてきましょう。


どんなに大人しい猫でも、慣れない場所では豹変することがあります。
暴れ回る自分の猫を初めて見て、気が動転する飼い主さんは多いです。

怖がり・神経質な子・怒りっぽい子・野良猫などは、大きな洗濯ネットに入れてあげると安心するのでお勧めです。



ダンボールのみに入れて来られるのは大変、危険です。

病歴がわかる資料や、投与している薬があれば持参されてください。

排尿に異常がある場合は、可能であれば液体の状態で尿をビニールに入れてご持参下さい。
トイレ砂などに吸収されたものは検査できません。

慣れない環境で、うんちやおしっこをしてしまう子もいます。
スタッフが片付けますので、お知らせください。

健康管理スケジュール



ダイエットも大事



不妊手術のすすめ

あなたのねこちゃんの不妊手術はお済みですか?
していないと、命に関わる病気になるのです!
不妊手術は、問題行動や望まない繁殖を減らす為だけにすると思っていませんでしたか?
実はもっと大事な理由があるのです。

Q、なぜ手術したほうがいいの?
A、ホルモンに関する様々な病気を予防することが出来ます。

Q、手術をしなかったらどうなるの?
A、
@乳腺腫瘍
ホルモンの影響を受け続けると高齢になった時に、乳ガンが出来やすくなります。
(確率は不妊手術した場合と比べて、約200倍も高いといわれています)
早期発見出来れば、手術で取り除くことも出来ますが、末期になってしまった場合、
全身に転移し、手術も出来なくなります。
※猫の場合、乳腺腫瘍のほとんどが悪性の腫瘍といわれています。

A子宮蓄膿症
子宮に膿がたまり、他の臓器障害もおこす、大変死亡率の高い病気です。
卵巣・子宮どちらも取る不妊手術をしていれば、この病気になることはありません。
当院では犬も猫も必ず卵巣と子宮を両方切除しております。
もし子宮蓄膿症になってから手術をするとなると、体の負担や麻酔のリスク、また治療費もかなり高くなります。

B他にも、ホルモンの影響によるその他の生殖器疾患、皮膚病、内分泌疾患など様々な病態を引き起こします。

Q、いつ手術したらいいの?
A、最初の発情が来る前が良いといわれています。(生後6ヶ月からが適齢)
ホルモンの影響をあまり受けていない若い時期にしたほうが効果的です。
また、若くて健康な時にしたほうが麻酔のリスクも低く済みます。

※すでに年齢を重ねてしまっている場合、今までに受けたホルモンの影響を消すことは出来ません。
ですが、これから受けるホルモンの影響はなくすことが出来るので、「もう歳だから・・・」と言わずに、
さらに長生きしてこれからもずっと一緒に居られるように、ぜひ不妊手術をご検討されてください。

Q、すぐに手術できるの?
A、事前に予約が必要になりますので、お電話で結構なので予約されてください。
また術前検査として血液検査、レントゲン検査をおすすめしています。
全身麻酔をかけますので事前に健康状態を確認して、その子に適した麻酔や管理方法を選択します。
検査をしなかった場合、全身状態が分からないので、最悪麻酔で亡くなってしまうこともあります。

Q、入院するの?
A、女の子の場合、2泊3日の入院になります。
飼い主様の都合で1泊しかできないなどあれば、1泊でのお迎えも可能です。

Q、手術後の注意点は?
A、不妊手術後は前と比べて、必要な食餌量が少なくなります。
当院では退院後に、その子に適したフードをお試しいただいております。

不明な点がございましたら、スタッフまで気軽にお尋ね下さい。


去勢のすすめ

あなたのわんちゃん、ねこちゃん、去勢手術はお済みですか?
えっ!まだ・・・!?
していないと大変やっかいな病気になるのです!
去勢は、問題行動や望まない繁殖を減らす為だけにすると思っていませんでしたか?
実はもっと大事な理由があるのです。

Q、なぜ去勢手術したほうがいいの?
A、ホルモンに関する様々な病気を予防することが出来ます。

Q、去勢手術をしないとどうなるの?
A、
@ホルモンの長年の影響で前立腺が肥大し、腸が圧迫され、便が出にくくなります。
また、おしりの筋肉が薄くなりやすく、さらに無理にきばることでヘルニアをおこし、突然、便や尿が出せなくなったり、腸が破れたりして、急変することがあります。よく吠えるワンちゃんは特になりやすいですので注意が必要です。
一生お薬を続けるか、手術をすることになりますが、完治しづらかったり、再発しやすい病気です。

A精巣や肛門周囲の腫瘍。
早期治療しないと、手術が大変になったり、治療困難になります。

B他にも、ホルモン異常による皮膚病、内分泌疾患、神経疾患など様々な器官に波及する病態があります。

Q、いつ手術した方がいいの?
A、生後6ヶ月からが適齢。
ホルモンの影響をあまり受けていない若い時期にしたほうが効果的です。
また若くて健康な時にしたほうが麻酔リスクも非常に低くて済みます。

※すでに中〜高齢の場合、今までに受けたホルモンの影響までは、消すことが出来ません。
ですが、これから受けるホルモンの影響はなくすことが出来ます。
「もう歳だから・・・」と言わずに、辛い病気にならないよう、ぜひ去勢手術をご検討されてください。

Q、すぐに手術できるの?
A、事前に予約が必要です。お電話で結構なので予約されてください。
また術前検査として血液検査やレントゲン検査など健康診断をおすすめしています。
検査後に手術するかどうか、決めても良いです。
検査をしなかった場合、全身状態が分からないので最悪、麻酔だけで亡くなってしまうこともあります。

Q、手術後の注意点は?
A、去勢後は前と比べて、必要な食餌量が少なくなります。
当院では去勢手術後に、その子に適したフードをお試しいただいております。

不明な点がございましたら、スタッフまで気軽にお尋ね下さい。

猫って歯を磨かないとどうなるの?

ねこちゃんの口の中をのぞいて見て下さい!

※このような症状があったら要注意です!!
○口臭が強い
○歯が着色している
○堅い物を食べたがらない
○歯茎が腫れ、出血する

それは歯石が原因かもしれません。
では、歯石が付くとどうなるのでしょうか・・・?

■歯周病
歯石はどんどん成長し、歯周病になってしまいます。
歯周病になったら、歯肉が浅くなったり、顎の骨が融解し、歯がグラついて抜けてしまいます。
痛くてご飯が食べられなくなる、家中が臭くなる、内臓疾患を引き起こすなど、
ねこちゃんにとっても、人にとっても、とても辛いことになります。

■心臓病などの合併症
歯石によって歯周病が進行すると、そこから菌が増殖します。
そしてその菌が血管に乗り、心臓や腎臓など、全身の様々な部分に悪影響を与えてしまいます。
心臓病や腎臓病を引き起こすと、これは命に関わってくるので、口だけのことと安易に考えてはいられません。
こうならないように、早めに歯石取りをすることが大事です!

では、その歯石を除去する方法は・・・?
付いてしまった歯石は、歯磨きでは取ることは出来ません。
人と同じで機械を使って取ります。ただし・・

Q.どんな処置をするの?
A.全身麻酔をかけて、超音波スケーラーなどの機械を使って処置します。
処置後もなるべく歯石がつかないような、その子にあった管理方法をご提案させていただきます。

Q.処置をしたい時はどうしたらいいの?
A.事前に予約が必要となりますので、お電話で結構なので予約されて下さい。
また術前検査として血液検査やレントゲン検査などの健康診断をおすすめしています。
全身麻酔をかけますので事前に健康状態を確認して、その子に適した麻酔や管理方法を選択します。

Q.入院するの?
A.基本は日帰りになります。例外として高齢の為、麻酔の覚めが悪いなどあれば一泊入院になることもあります。


ケンカ傷にご用心

猫白血病ウイルス(FeLV)感染症について

猫白血病ウイルス(FeLV)は、感染が持続すると猫に様々な病気を起こし、死に至る怖い感染症です。
この病気はワクチンで予防できます。
FeLVは血液や唾液の中にいるため、けんかによる咬み傷やグルーミングで広がります。

しかし、FeLVに感染したすべての猫で感染が持続するわけではなく、猫の免疫力によって回復する場合もあります。

FeLVの感染が持続すると・・・

約50%が1年以内に死亡し、
約80%が3年以内に死亡してしまいます。

猫のワクチン抗体価検査について知ろう

猫エイズワクチンについて

1.複数の猫ちゃんと同居している
2.外に出ることがある
3.室内飼育でも他の猫と出会う機会がある
4.親が猫エイズウイルスに感染していた

1〜4のうち一つでも当てはまれば、すでに感染しているリスクがあります。
でも全てを飼い主さんが完全に把握できるのは難しいものです。

■どうすれば感染するの?
この病原体は猫エイズウイルス感染猫の唾液や血液に含まれています。
このため猫同士の咬み傷から感染することがほとんどです。
また、母親が感染していた場合は母子感染もあります。

■どんな病気なの?
時間をかけて、どんどん免疫力が落ちるため、進行して死に至る病気です。
また、一度感染すると治すことができません。

■どんな症状がでるのでしょうか?
染した時は、発熱など軽い症状しかでないので、なかなか気付けません。
その後も、しばらくは見かけ上、症状はないのですが、他の猫へのウイルス感染源になります。
この時期に体内ではゆっくり確実に病気は進行しています。
(できればこの時期に検査して対処をとっていれば、後の症状を抑えることができます)
免疫力の低下が限界に来ると、治りにくい口内炎や鼻炎、頑固な下痢など、どこかに症状が出始めます。
普通だったら簡単に治るような、少しの傷、軽い風邪なども治せなくなります。
食べていてもガリガリに痩せていきます。
悪性腫瘍、脳の萎縮などもみられ、症状は限定しにくいのです。

■感染を防ぐ為にはどうすればよいの?
@まずは、猫は室内飼いする事が大切です。
 外に出ることは、猫エイズ以外にも交通事故や、迷子、問題行動など、
 問題源の一つです。
A新たに猫を迎え入れる時は、感染の有無を検査し、
 結果が出るまで他の猫との接触は避けましょう。
Bどうしても隙を見て脱走してしまう、ノラ猫が家に入ってくることがあったなど、
 外の猫との接触を避けられない場合は、ワクチン接種をした方が良いでしょう。

尿検査のススメ


●尿結石   ●腎臓・泌尿器疾患  ●癌  ●糖尿病 等

これらの病気は初め、症状がなく気が付けません。
血液検査では見つけられなくても、尿検査では発見できます。
検査は簡単!尿を動物病院に持ってくるだけ!
重症になれば血尿がでたり、尿が出なくなったり、命に関わる事も・・・
検尿によって、発症前に治療できたり、進行を遅らせる事もできます。

尿検査について

1つでも当てはまったら要注意!!
◆おやつ
◆市販のドライフードを与えている
◆人の食べ物を与えている
◆肥満 等

他にも、結石の元になる結晶ができやすい体質の子もいます。
まだ、症状が出る前にみつければ、
手術や通院をせずに治すこともできるかもしれません。


尿の取り方について
@尿をしている時に、綺麗な紙皿をかざして取る。
Aトイレがペットシーツの場合、シーツを裏返してそこにした尿を取る。
Bトイレが砂の場合、砂を全てはずすか、ラップやビニールなど水分を取られない物を砂の上に敷いて、尿をしたらすぐ取る。
※尿を持ってくる際は、清潔なビニール袋など、水分が吸収されず別の物質が混入しない容器に入れて、1日以内に。無理な場合は冷蔵庫で保管して3日以内にお持ち下さい。